腰痛は多くの方が悩まされる症状です。特に日本では常に不快指数がトップレベルに君臨していると言っていいほどです。
骨盤から背骨が立ち、そして腰と首の位置で彎曲していることを生理的彎曲といいますが、この状態は人間にとっての弱点でもあります。
反り返った重い上半身を支えるために、腰と頭を支えるための首には常に負荷がかかって、腰痛や肩凝りの原因となっています。
これらの負荷を高めてしまうのは、やはり姿勢の悪さです。正常な場合を維持できても、長時間のデスクワークなどでだんだんと支える力が弱まり、骨ににとって良くない姿勢を取るようになることが常です。
腰痛の一番の原因は、この姿勢の悪さといって間違いありません。また、筋力の弱さも腰痛の大きな原因の1つと言えます。
背骨に関係する筋肉は多く、腹筋や背筋を始めとして、臀部の臀筋など強くなければ、上体の重さを支えるための力が骨にだけかかってくることになり、腰は骨だけでは機能することができなくなります。
足の筋肉の弱さも引き金になりやすく、特に足が弱いとバランスが悪くなり、腰への影響が徐々に強くなってきます。
主な原因が継続されてくると、ストレスも溜まってきます。ストレスは筋肉の緊張を強固なものにしやすく、慢性化すると、腰痛自体も軽減されたかのような錯覚を覚えることも多々あります。そして、徐々に悪性の病気へと変化してきてしまいます。
腰痛の可能性があると判断して間違いないと思われる条件として、長時間パソコンをしている、会議などでじっとして席を立たないことが多い、移動で長い距離をバスや電車でじっとしていることが多い、ハイヒールを常用している、マラソンやサッカーなど、急激な負荷をかけることがある、などが上げられます。
これらのことを実行している場合は、あまり無理をしないようにセーブし、また、あまりいたわり過ぎないように腰を鍛えてやり、ストレッチしていくことが大切です。
特に腰痛にお薦めのストレッチが中川式ストレッチです。このストレッチで延べ50万人以上の方が改善していますので、一度試されることをお薦めしたいと思います。