腰痛の治療、そして予防のためには、腰痛の原因となる筋肉や靭帯をほぐすストレッチ体操が効果的です。
これらを柔らかい状態に保つことで、筋肉の緊張による痛みを抑え、怪我などを起こりにくくすることができます。
同じ姿勢を維持することで、体の筋肉はこわばってきて、腰痛に繋がりやすくなります。長時間同じ仕事をしている場合、仕事の合間をとって出来るストレッチ体操がお勧めです。
また自宅に帰ったら、より効果的に時間のかかる方法を採用して、効果の持続性を出来るだけ長くさせることも大切です。
また、腰痛の症状によっては合わないストレッチ体操があります。医師には必ず相談をしてから実施するようにし、それでも痛みが出たという場合は即中止するようにしてください。
椅子に座ったままで出来るストレッチ体操で、周囲の方に迷惑をかけない方法もあります。膝の上に手を置き、息をゆっくりと吐きながら上体を前に倒します。
そして痛みがない程度まで倒しこみ、静止したらその状態を5秒程度保ちます。仕事の合間に取り入れることができますし、時間も短くて済みます。
仰向けになって両手を頭の後ろ側に組み、片方の膝を曲げて、もう片方の方向へ向けてゆっくりと捻っていきます。5秒程度静止させ、またゆっくりと戻します。
次に逆の方向へも同様にストレッチ体操をします。この方法を用いれば背中側の腰の筋肉を伸ばすことが出来ます。
仰向けの状態から腹部に力を入れ、両手で両方の膝を抱えこんで約1分程度維持します。これは背筋をストレッチする体操です。背筋は腹筋と共に腰痛には最も効き目がある筋肉です。
ストレッチ体操をする上で重要なのはやはり、腰痛があるからといってただやみくもに実行しない、ということです。あなたの腰痛の症状にあったストレッチ体操を選択しなければなりません。
整骨院、整体院、鍼灸院やカイロプラクテイックなど、病院以外でもほとんどの治療場所でストレッチ体操を指導されます。
また、ストレッチ体操を選んだら、間違ったやり方をしていないかどうかをチェックしてもらうことも必要です。